「一本クスノキ」が移植されていた
10月2日(金)、中央公園へ寄った。
公園内のまん中をわたる園路を通った。
一本クスノキがない。
近くに行ってみると、掲示があった。
「サッカースタジアム建設に伴う埋蔵文化財発掘調査」エリア内の樹木は、全てなくなった。
発掘調査実施の業務委託期間は、2022年3月31日までとある。
8月3日の中国新聞記事では、広島市によると「江戸時代の広島城内にあった武家屋敷跡があるとみられ、今冬から本格的に掘り起こして記録する。」とのことだ。発掘調査の事業費は、8億円。サッカースタジアム建設・公園再整備・ペデストリアンデッキ整備等も含めた概算総事業費は、約260億円としている。(※広場エリア等のにぎわい施設については、民間事業者による整備とし、概算事業費には含まない。)当初見込みの190億円を大幅に超え、大きなお金をかけて事業が進む。広島市民・県民・国民の税金からも拠出される。コロナ禍の中で、サッカースタジアム建設に向かって、作業は驚くほど着々と進んでいる。
都市公園は、緑豊かな公共空間としての性格を有する施設として位置づけられている、市民のオープンスペースである。整備の基本的考え方として、「みんなでつくるサッカースタジアムの実現」と広島市が公表した基本計画にある。であるなら、なおさら、市民・県民に、情報を積極的に公開してほしい。